子供たちの野球人生から学んだ事①

私達夫婦は、本当に幸せだと思っています。

何故かと言うと・・・子供たちと熱い熱い高校野球そして大学野球まで一緒に経験させて貰って、応援させて貰って・・・本当に濃い時間を過ごさせて貰いました。

子供の部活は大変。その中でも野球は大変とよく言われるのですが、こんなに子供と一緒に一喜一憂出来る部活動はないと、部活との関わりが終わってしまった今振り返っても思います。

 その分、親が関わる部分は多いのは事実です。関わらない形も出来ますが、あの時間は長く永遠には続きません。(真っ只中の最中は、永遠に続くのでは・・・と思う時もありますが(笑))

 大変ですよね。分かります。その大変さは本当に良く分かりますが、あの関わる事の出来る時間は本当に終わります。一生懸命白球を追う子供たちの姿をまだまだ見ていたい、まだまだ関わりたいと願っても、終わるのです。

 終わってみて、(当時出来る事は関わった方ですが)もっともっと時間を割けば良かったと心の底から後悔しています。あの姿を・・・真剣に野球に取り組む姿、勝敗に涙し・・・また繰り返し努力を重ねる姿。日々のライバルであり、最高の仲間と泥んこになりながら勝負へ挑む姿。スタンドから見る我が子の姿。苦しい場面で「変わってあげたい」と胸を痛めながら祈ったあの場所。こんなに遠くに感じてしまう日が来ること、当たり前にあったあの日には想像していなかった。

 

それでも、仕事や育児など色々な状況があるのも事実です。関わりたくても関われないご家庭だってありますよね。分かります。私は、関わりを多く持てましたが、主人はやはり仕事の都合がつかず、大きい大会しか見る事が出来ませんでした。

その主人が今思う事は、「仕事先に頭を下げて、もっともっと行けば良かった・・・」といつも後悔を口にします。「永遠に続く訳じゃないのに。顔色伺って、子供の野球を犠牲にした・・・」と・・・。

 

年に1度行けているなら、2度・・・3度と少しでも見ていた方がいいと、そう思います。

それだけ、野球をしている姿は本当に我が子ながらかっこいいです。

それは、レギュラーの親でしょ!!と思うかもしれません。それは違います。

レギュラーで出ている時よりも、選ばれずベンチで歯をくいしばってる時ほど見に行きます。苦しさは家族と分ければいいと本気で思ってます。悔しさを同じように感じ、一緒に泣いて、一緒に考え、乗り越えてきたと勝手に思ってます。苦しい時ほど、子供は隠して一人で苦しもうとします。そんなのさせません。苦しさも嬉しさもちゃんと分けられます。私はそう思っています。子供目線は全然違うかもしれないですね・・・。ははは

そういう意味で、一喜一憂させて頂きました。

そして、苦しさ辛さを受けて、本当に大きく立派に成長して行きます。堂々と背筋を伸ばし立つ姿は、野球がくれた物だと思っています。

 

もしも、孫がいる未来があるとして、孫が何かに打ち込んだ時、私達夫婦は応援に行こうねって今から話しています(笑)

しないならしないでいいし、どんな未来も素晴らしい。

 

青春をもう一度歩けた様な、そんな時間でした。本当にありがとう。